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タロットカード【Swords.Ⅹ】小アルカナのソードの10について考察する。


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こんばんは! 

クリスマスツリーを出して満足していたら、うっかりアドベントカレンダーの準備を忘れて慌てている、タロット占い師の一宮ゆりです。笑

去年作った初めてのアドベントカレンダーが良すぎて、今年も同じクオリティーじゃないと怒られるだろうなぁ( ;∀;)

ということでこの記事を書きながら楽天でポチポチ中身を買いました。笑

あす楽ってホント便利だわ。

 

 

よし!それでは本題にいきましょう。

今回は小アルカナのソード第10番。

このカードが出ると一気にお客様の顔が険しくなるんですよね(*‘ω‘ *)

私は正位置を陽の要素として読むけど、このカードはどこにもプラスの要素が無いじゃないって思う方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

じっくり解説していきます(*^^*)

 

ソード10の基本的な解釈とキーワード


《描かれているモチーフ》

 

死体の男性

物事の終わり

指の形は法王の右手と同じ「祝福」のサイン

 

空の色

黒い空=絶望・恐怖

黄色い空=祝福・希望

 

赤い布

大量の出血を表現

 

 

《基本的なカード解説》 

うつぶせに倒れている男性に10本の剣が刺さっています。この男性は深い苦痛を味わった末に息絶えていることから、物事が最悪な終わりを迎えることを表しています。頭から足まで突き刺された剣は、再起不能な状態やこれ以上落ちることが無いくらいどん底だという状況を暗示しています。

 

 

キーワード

《正》終止符・終焉・敗北・最悪の結末・苦痛・どん底・破滅

《逆》真の終止符・悪あがき・正位置の意味が強まる又は長引く

 

正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、苦痛を伴う問題に終止符が打たれることを示唆。

逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、問題が長期化して心身ともに深い苦痛を味わうことを示唆。

 

ソードの10は苦痛の限界を訴える。


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ソードの10は物事に希望を見出せない、絶望的な状況を映し出します。

 

絵柄の通り肉体的にもしんどいよってカードなんです。

ソードの9が精神的苦痛なら、ソードの10はそこに肉体の限界も合わさります。

 

精神が参ってしまうと次に起こるのは身体の不調ですよね。

食べられなければ拒食になり身体はやせ細っていく。

眠れなければ不眠になり意識が遠のいて無気力になる。

そうやって身体ごと蝕まれてしまいます。

 

ソードの10はこれらが既に起こってしまった状態。

もしくはそのくらい未来を悲観的に捉えている状態のことを指しています。

※実際的な死を意味するわけでは無いので怖がらないでくださいね。

 

そして重要なのが、逆位置の解釈です。

 

一般的に逆位置になると希望の光が差すとか、状況が好転すると言われています。

死神やソードの3、4など、逆位置でプラスに読む方がメジャーかな。

 

だがしかし!

ここでも私の解釈は逆を行く。笑

 

ウェイトさんには申し訳ないけれど、ソードの10が逆位置で出てきて事態が好転するようなことは、26年のタロット人生の中で1度もありませんでした(キッパリ!)

 

最大数の10番だからね。

そんなに甘くないです。

実際の鑑定でも、やっぱり逆位置は「状況が長引く」「さらに悪化する」と読む方が当てはまります。

 

ただ、その法則で行くと正位置は良い事として読むので、私のソード10正位置の解釈は多少の希望をはらんでいます。

 

それは事態が好転していくということでは無く「苦しみからの解放」です。

もう今以上に悪くなることはないくらいどん底なのだのだから、後は良い事しか起こらないよねって感じかな。

慰めの言葉にはならないかもしれませんが、バッドエンドというひとつの結果は出たということになります。

 

ソード10に対する私なりのあるある。


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ソードの10に対する私なりのあるあるは

 

もうどうにでもなれ

です。

 

ワンドの10がキャパオーバーだとしたら、ソードの10は自暴自棄って言葉がしっくりきます。

 

ウェイトさんは逆位置の解釈の中に、好意や利益など良いキーワードも盛り込んではいるけれど。

それは何か大きな犠牲の上に成り立つものだから、長続きはしないんだよね。

見せかけというか。

まぁ、ウェイトさんも一時的なものと言ってるのでその辺は遠からずなのかしら。

 

物事が救いようのない状態まで悪化すれば、人間ちょっと笑っちゃうくらいお手上げになって、もうどうでも良くなるものなんじゃないかな。

 

不運がそこまで続くことも滅多に無いとは思うけど、一直線に突っ走りやすい風属性は最悪な状況になるとわかってても引き返せなくなってしまう傾向があります。

 

「今さら変えられない」「もう手遅れなんだ」みたいな。

自分の意見を曲げられなかったり、間違いを認めることが出来なかったりするからだと思う。

 

ソードの10になるもっと手前で、大体誰かや何かが止めに入ってるんだけど、障害が多いほど越えたくなるのもまた風さん達の特徴だからね。

 

正位置では悪い結果だったとしても答えは出るわけだから、次に切り替えるきっかけも掴める場合がほとんどです。

そこもある意味、立ち直りの早い風さんらしいところ。笑

 

しかし逆位置ではその結果を認められずまだ動こうとしちゃう。

嘘で上塗りしたり誰かのせいにしたりして、状況は悪化するばかり。

 

もしこのカードが逆位置で出てきてその占っている対象がお客様だったら「もう頑張らなくていいんだよ」って声をかけてほしいです。

一刻も早く状況を受け入れて、これ以上事態を悪化させないことがお客様にとっても最善の道だと思うから。

 

最悪なカードが出てきた時にその一言が言えるか言えないかで、占い師の良し悪しもハッキリと分かれるのかもしれない。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私自身にも過去にはソードの10が逆位置で頻繁に出てくる時期がありました。

そういう時は決まって主人とは別の人と付き合ってるときで。

元占い師のお客様に見てもらったときに、私が今でも笑っていられるのは自己犠牲に陥りやすい宿命からセラが守ってくれてるからだって言われたのを思い出すな。

セラが何かしらやらかしてこっちが大変な時は全然出てこないのに。

なんだか複雑よね。笑

ではでは(*^^*)

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