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「タロット占いはなぜ当たるのか」についてどっぷりと向き合ってみた。


こんばんは!

「おおかみこどもの雨と雪」を観て、最初から終わりまで大号泣していたタロット占い師の一宮ゆりです。笑

ちょうど子供が同じくらいの年なので、とても胸打たれるものがありました(*^^*)

 

さて、今回はタロット占いについて数多く寄せられた質問の中でも特に多かった「タロット占いはなぜ当たるのか」について解説していきたいと思います。

 

YouTubeや電話鑑定など、タロット占いがお好きな方なら一度は疑問に思ったことがあるはず。

 

 

生年月日などで占う命術は、その人の生まれ持った特徴や傾向を見るのに適しています。

基本ステータスみたいなものよね。

その人の取り扱い説明書のように定められた運命を数十年先まで読み解くことができます。

 

一方タロット占いは、大体3か月~1年くらいの短いスパンのお悩みに適しています。

特にその人の気持ちや状況の流れを見るのに便利です。

 

お相手の気持ち。

お互いに対する気持ちの温度差。

復縁の可能性や脈ありかどうか。

などなど、既に特定の誰かに対するお悩み相談がメインになります。

 

 

生年月日も名前も伝えてないのにどうしてそこまでわかるの?

想像じゃない?

受け取り方でどうとでも読めるんじゃないの?

 

なんて声も聞こえてきそう。笑

今回はそんな疑問にお答えするべく、私の持つ知識と経験から占い師目線で書いてみようと思います(*^^*)

それではいきましょう。

 

タロット占いが当たる最大の理由。


タロット占いで大切なのが3つの意識です。

 

顕在意識

人間が認識できる意識。

全体の意識のなかの10%程度の部分。

「チョコレートは美味しいから買って食べよう」

「この石は重そうだから持ち上げられない」

など、目に見えていたり体験したことで行動にも表れる意識。

 

潜在意識

人間が認識できていない意識。

全体の90%程度を占める。

「なんとなく嫌な予感がする」

「なぜかいつも不安でしんどい」

「不思議とその時はやる気になれた」

など、本人も具体的に説明はできないけど無意識に行動に反映されることがある意識。

 

集合的無意識

全世界の人間の意識が繋がっている世界。

一番有名なのがカール・グスタフ・ユングが見出した心理学の中心概念。

無意識の領域に、個人を越えた集団や民族、人類の心に普遍的に存在する先天的な元型(アーキタイプ)

※アーキタイプ=パターン化されたイメージ

 

個人の顕在意識や潜在意識が川だとすると、集合的無意識はその先の海全体ということになります。

 

タロット占い師はこの「集合的無意識」を通して対象となる個人の「潜在意識」へ潜り込むことができます。

 

霊感のある占い師は意識を集中させれば潜在意識にアクセスすることができるから、タロットを使わなくても潜り込めてしまいます。

霊視などもこの原理が当てはまるのかな?

 

私は霊感は無いけどタロットを通じて潜在意識を具現化することで同じ効果を得ているということになります。

 

78枚のタロットカードは人間の集合意識の様々なパターンが集約されているから、1枚1枚がとても理にかなっているんです。

 

人間の無意識の領域に蓄積された記憶を引き出すようにカードを引く。

 

だからこそ、タロットカードは「当たる」んです。

 

当たる占い師のたった2つの条件。


タロットカードは集合的無意識の集まりですから、私は全くの素人さんがタロット占いをしても80%は当たると思っています。

 

だがしかし!的中率100%になるための残り20%は、以下の2つが必要です。

 

 

直感力

私は直感力=カンだと思っています。

カンの鋭い占い師は、カードを引く前から大体どんなカードが出てくるか予想がついています。

私も特にカンは鋭い方なので、このカードだけは出てほしくない!と思ってしまった次の瞬間にそのカードを引いています。笑

 

例えば日常生活でも、とても良いお天気だけど今日は何となくロングスカートを履くのはやめておこうって思った日に土砂降りの雨が降ったりします。

無意識に温度や肌に触れる風の質などをキャッチしていたのかもしれませんよね(*^^*)

または、過去にスカートの裾を泥んこにしてしまった経験が無意識に働いていたのかも。

 

タロット占いに必要な直感力は、どなたでも鍛えることができます。

タロット占いをとにかく日常化して経験を積みまくること。

「このカードの出方はなんとなくこういうことかな。」といった、たくさんの記憶を無意識に刻み込む作業が必要不可欠です。

 

 

リーディング力

 

突然ですが「美しいとはどういうことですか?」という問いに対して、あなたならどう答えますか?

この「美しい」という言葉に対して、どれだけの物語を想像できるでしょうか。

 

美しい容姿の女性について答える方。

純粋で美しい精神を語ろうとする方。

自然が織りなす美しい情景を思い描く方。

「美しい」というたった一つの言葉には無限の解釈がありますよね。

 

タロット占いでは、その無限の解釈の中から自分だけの解釈を一枚一枚に固定していくんです。

例えば「自分の引くこのカードは、純粋で美しい心を表すのだ」と。

 

私はそれをタロットカードとの共通認識と呼んでいます。

この共通認識さえあればタロット達は的確に動いてくれるので、自分のことでも妄想や願望が入ることなく占うことができます。

 

 

ちなみに、私の場合はこの共通認識が25年分ありますから、話し出したらキリがありません。笑

 

そしてこの共通認識はタロットと自分の中で生み出すものです。

たとえ同じ並びでカードが出てきたとしても、皆が皆同じ答えになる訳では無いし、間違っているかどうかは実際に結果を見るまで誰にもわからない。

 

占い師それぞれに必要な気づきがあり、それを引き出すためにカードを引く。

それがタロット占いの最大の魅力だと思っています。

 

タロット占いにとって「当たる」よりも大切なこと。


占いなんだから「当たる」は絶対条件でしょ?

 

はい、その通りです。笑

 

それでも私は伝えたい。

タロット占いに一番大切なのは

 

「当たる」ではなく「寄り添う」こと。

 

リーディングしてるときって、私の場合ですけどお客様とハイキングしてるイメージなんです。

 

2人でおしゃべりしながら、森の中を地図も持たずに歩いてる。

 

目的地はお客様に最初に決めてもらいます。

山の頂上の場合もあれば、森を抜けた美しい海辺の場合もあります。

 

 

歩いていると二股に分かれてる道が出てきたりします。

そんな時はどちらに行った方が良いのか、私がカードを引いてヒントをもらう。

 

ヒントをもらうと不思議なことが起こります。

 

例えば「そういえば前にもこの道を通ったことがある!」ってお客様が思い出したりします。

必要な「気づき」を潜在意識から得るわけです。

 

「こっちだよ」と進むべき道を自分で選ぶことができる。

 

 

たまに真っ暗で道に迷うこともあって。

 

そんな時はまたカードを引いてヒントをもらう。

お客様がピンと来なくても、よく見ると行先にわずかに光が差すんです。

「集合的無意識」や「私のカン」が働くんですね。

 

よし!一緒に行ってみよう!って今度は私が手をとって歩き出す。

 

 

ここで言う「森」は、お客様の「潜在意識」のこと。

 

私はそこにタロットを通じて潜り込み、同じ体験をしています。

 

お客様の目的地に着くまで、カードを引きながら森の中を一緒に進んでいく。

 

同じものを見て、同じことを感じて、同じことを願う。

 

一人では進むのが怖くても、手を繋いで一緒に歩く人がいれば怖くない。

 

私にとってタロット占いは気づきを得るツールでもあり、悩んでいる方に寄り添ってヒントを提示しながら目的地までついて行くものなんです。

けっして導くとは言わない。笑

 

だからヒントは間違っちゃいけないし、いい加減なことも言えないんです。

私まで目的地に着けなくなっちゃいますから。笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

人間の心理や傾向を熟知している方は、潜在意識を読み解く力に長けています。

人生経験が豊富な方ほど、無意識に刻まれたたくさんの記憶がある。

私もまだまだ人間力については伸びしろがいっぱいあると思っているので(笑)、日々勉強しながらリーディング力を磨いていけたらと思っています(*^^*)

ではでは。

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