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タロットカード【XⅤ.THE DEVIL】大アルカナの悪魔について考察する。


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こんばんは!

衣替えをしようかどうかと毎日葛藤している、タロット占い師の一宮ゆりです。笑

冬支度に切り替えるにはまだ早いような気もするのよね(*‘ω‘ *)

ニットやブーツ、タータンチェックにボルドー、紅茶に読書、ワインにミートパイ、大好きな季節になると思うとそれだけでウキウキしてきちゃう。

食欲の秋だけはスルーしたい。笑

 

それと、講座で使用している

【NobleStyleTarotisut®】ですが、ついに商標登録が完了いたしました!

®がついたんです!

思ったより早かった♬

 

生徒様も定員の20名になりましたので新規の募集はしていませんが、もし興味のある方はご相談ください。

なるべく時間帯を工夫してみます(*^^*)

 

 

さてさて、今回はタロット考察です。

大アルカナ第15番目のカード【悪魔】

 

あまり良いイメージの無い悪魔ですが、実際はどんなカードなのでしょうか。

 

今回は私の解釈がかなり基本と離れている記事になるかもしれません(*ノωノ)

 

タロット基礎レッスンにある解釈は一般的なものに寄せて書かせていただいてますが、考察シリーズではタロット講座でお話ししているストーリーを一部抜粋して書いてみようと思います。

 

混乱してしまう場合は基礎レッスンの方を参考にしてください。

 

NobleStyleTarotisut®の生徒様はこちらの記事を参考にしてリーディングしてみてください(*^^*)

 

それではいきましょう♫

 

悪魔の基本的な解釈とキーワード


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《描かれているモチーフ》

 

悪魔

異教の神バフォメット

又は農耕を司る神パーン

サターン、メフィストフェレスetc...

頭部の角=牡鹿の角

爪=猛禽類の爪

背中の羽=コウモリの羽

 

2人の男女

自らの意志で繋がれ隷属した者

 

逆五芒星

悪魔崇拝のシンボル

落ちた人間、堕落の象徴

 

燃える松明

黒魔術の象徴

 

黒い台座

闇の世界、悪徳の元凶

 

 

《基本的なカード解説》

欲望の象徴。欲望につけ込み縛り付けるものと、誘惑に惑わされ堕落したものを表す。

リーディングでは、この「惑わす側」と「惑わされる側」のどちらで解釈するのかを見極める必要があります。

恋愛なら心が満たされない肉体関係を表し、生活なら自堕落な生活に溺れることを暗示。

 

 

キーワード

《正》無知・誘惑・束縛・堕落・下心・執着・裏切り・嫉妬

《逆》解放・断ち切る・関係の解消・縁が薄れる・嫌気がさす

 

正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、振り切れない執着や心身の不健全さを表す。

逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、執着を振り切ることや心身の更生を表す。

 

悪魔は無知から生まれる堕落そのものです。


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以前【恋人】のカードでちょこっとお話しした、アダムとイブの物語。

 

【死神】に描かれている男女は、【恋人】のカードに描かれているアダムとイブが、禁断のリンゴ(善悪の知識の実)を食べエデンから追放されてしまった後の姿という説があります。

 

私も覚えやすい配置やストーリー性から、この説を採用しています。

 

エデンでは、人間は永遠に生きられる生命の樹の実ならいくらでも食べて良かったんだけど、禁止されてた知識の実を食べちゃって神々の怒りをかってしまう。

 

それから人間には寿命が科せられたっていうお話し。

男には労働の苦しみを、女には出産の痛みを与えてエデンから追放したんですって。

 

現代的なお話しでは無いけど、要は我慢できず誘惑に負けていけないことに手を出しちゃったってことですよね。

 

 

そしてここから【悪魔】の登場です。

 

繋がれたアダムとイブ。

しかし物欲や肉欲を知ってしまった2人は、悪魔の言われるがまま奴隷と化して支配されてしまう。

 

そもそもは2人の無知が招いた最悪の結果。

 

ただ、肯定的に受け止める説もあり、そこは講座でお話ししようと思うのでフワッとさせておきます。笑

 

 

恋愛では肉体関係からお付き合いに発展しない、いわゆるセフレ状態のときに良く出てきます。

 

それは正逆問わず、状況としてはあまり良いとは言えないことがほとんど。

 

取り返しのつかない状態で、心の奥底に恐怖を抱えながらもやめられないとめられない。

 

泥臭く、人間らしい、陰の部分。

 

それも全て無知ゆえなのか。

それともエデンを失った自虐的な行為なのか。

 

抜け出すに越したことは無いけれど。

なかなか占い師でも、その強い快楽から引きはがすのは難しいのです(*‘ω‘ *)

 

悪魔に対する私なりのあるある。


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ここからはかなり基本から外れた独特の解釈なので、こんな解釈をする占い師もいるんだな~くらいで読んでいただけたらと思います。

 

まず私のリーディングでは、

 

正位置の悪魔《堕天使ルシファー》

超絶美男子で誘惑的な魅力で人を引き付けるイメージ。

 

逆位置の悪魔《異教の神バフォメット》

性的欲求の高まりやむき出しの本能をさらけ出すイメージ。

 

と呼んでいます。

 

女性の場合は《ベラドンナ》と呼ぶこともあります。

 

ベラドンナは猛毒があり、幻覚を見せると言われる魔女の花です。

魅惑的な女性として表現するのに一番イメージが湧きやすいのよね。

↑一応モデルのお客様がいます(元祖とでも言うべきか)

《サキュバス》でもいいかも。笑

 

 

そして逆位置の解釈が一般的な解釈と真逆です。

 

考察のキーワードでも書きましたが、逆位置は解放や更生と読むのが一般的です。

 

だがしかし!

そもそも悪魔は堕落の象徴で、救いようのないカード。

その魔力は強力で、逆位置=陰が増すのに改善する余地なんてあるのだろうか?

というのが私の解釈です。

猛毒はあくまで猛毒。

焼いて食おうが煮て食おうが死に至ります。

 

悪魔が出たその先の未来に、「解放」や「更生」と読めるカードが出てくれば救いがあると解釈することも当然あるけれど。

 

向きが変わったくらいでは根本的な解決にはなりません。

 

25年占ってきて、悪魔のカードが逆位置に出てきて、状況や関係性が改善した事は残念ながら一度もありません。

 

むしろさらに事態は悪化して、結果的に逃げたくなる。

 

それを「解放」や「更生」と呼ぶとしたら、確かに一理あるとも思いますが(*^^*)

 

ただ、行き着くとこまで行かないとってことだからね。

相当しんどいことになると思うんですよ。

 

できれば直ちに堕落した状況や関係から抜け出す方法を探るべきで、逆位置で出たからといって安易に「状況から解放されるから大丈夫よ~」なんて言えない。

 

楽観的に受け止められない危うさがあるのが、この悪魔のカードです。

 

スピリチュアル界でも魔女界でも恐れられている闇属性の邪神ですから、そう一筋縄ではいかないんですよね( ;∀;)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

光が強くなれば影も濃くなるように、悪魔は誰の心にも必ず存在しています。

ベースが快楽や欲望なので、毒されるスピードが速いんです。

悪魔が出てきた時こそ、強い意志をもって内側から邪心を追い出しましょう!

とは言ってみるものの、楽天ROOMを始めてから物欲を抑えるのがやっとの私( ;∀;)

まだまだ修行が足りません。笑

ではでは。

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