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タロットカード【Wands.Ⅵ】小アルカナのワンドの6について考察する。


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こんばんは!

育てているジャスミンとカサブランカが咲いて、窓を開けると自然と香りがお部屋に充満して癒されている、タロット占い師の一宮ゆりです。喜

気温が高すぎる日が続いた時は、枯れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、梅雨が来てくれて本当に良かった( ;∀;)

今では他の植物たちも息を吹き返し、葉がモリモリ育っています。

ミニ薔薇も2番花が咲き始め、挿し木の薔薇も順調に芽を伸ばし始めました。

ガーデニングってホントに楽しい。

 

ということで本題です。笑

今回は小アルカナのワンド第6番。

早速いきましょう(*‘ω‘ *)

 

【ワンド6】の基本的な解釈とキーワード


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《描かれているモチーフ》

 

馬に乗る人物

組織のリーダー

 

作りものの馬

 

月桂樹の冠とリース

太陽神アポロンの象徴

勝利を意味する

 

背後の人々

組織の仲間

 

 

《基本的なカード解説》 

勝利や栄誉の象徴である月桂樹。その枝葉で作られた冠やリースを掲げた若者が、馬に乗って行進している様子が描かれています。たてがみが無く胴体も隠された馬は作りものという説が有力で、努力し続けなければいつでも背後の仲間にとってかわられてしまう事を暗示しています。

 

キーワード

《正》勝利・誉れ・朗報・称賛・優越感・自信・成功

《逆》敗北・油断・裏切り・見栄・虚栄・慢心・劣等感

 

正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、物事が成功し自信をもって進めることを暗示。

逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、慢心や油断が仇となり立場が脅かされることを暗示。

 

ワンドの6はエラスムスの言葉に集約される。


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値打ちが無ければないほど

自惚れが強く横柄であり

いよいよ不遜ぶり

いよいよ気取る

ーーーーーーーーーエラスムス

 

人文主義者のエラスムスさんは、真に才ある者は名を売るよりも己の道を究めると説いています。

 

志を曲げてまで周囲の評価を得たものに価値は無い、と私も思う。

 

 

そしてこのワンドの6も、単純な勝利や成功を表すものでは無く、このカードが出てきた時点ですぐに足元を見る必要があります。

 

描かれている人物が乗っているお馬さんは偽物です。

一時的な成功を収めたことで優越感に浸っていますが、その栄光は果たして本物なのか、その優越感は慢心では無いのか、冷静に判断したいところ。

 

正位置の場合は周囲からのサポートも得られ、自分流に物事を動かせることを示しているので、どんどん背中を押したくなります。

 

お相手の気持ちに出てきた時も、自信満々で優越感を得ている可能性が高いです。

 

だがしかし、優越感からその立場に甘んじてしまえば転落するのも早いことを知っていてほしい。

 

逆位置の場合は努力を怠ったが故、誰かに先を越されたり見栄を張った結果ボロが出たりして、けっこう恥ずかしい状態になったりします。

 

だからこそ、正位置が出たときには浮かれるよりも地に足を付けた姿勢が必要となります。

 

ワンド6に対する私なりのあるある。


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ワンド6に対する私なりのあるあるは、このカードが出る人は勝ち負けにこだわる性質である、ということ。

 

ワンドの5の考察の時もお話ししましたが、ペンタクルの人にはほとんど現れないカードです。

なぜならライバル争いや勝ち負けにほとんどと言っていい程こだわりが無いから。笑

 

逆にワンドさんやソードさんにはバシバシ出てきます。

男性性の強い方は、自尊心を傷つけられることを良しとせずマウントを無意識に取ろうとする傾向にあります。

 

要するに、勝った負けたの判断には個人差があるということ。

 

同じ状況で成功を収めたとして、そこに優越感を得ればワンドの6が出てくるし、勝ちにこだわらず次の成功に目を向ければワンドの3が出てくるし、周囲との調和を重視すればワンドの4が出てきます。

 

だからこそ、勝ったということにフォーカスする人は、人から認められたい気持ちが強く不遜な態度を取りやすいんです。

本人は気づいていないことがほとんどだし、指摘したら怒るから伝える時は慎重に。笑

 

 

正位置の場合は、その一時の勝利に酔うことができる暗示。

しかし逆位置になれば、その慢心に足元をすくわれる暗示ということになります。

 

立場が劣勢になり、実力以上の問題を抱えてしまったり、虚栄だということが露呈して更に自信を無くすという場合もあります。

 

それは単純な敗北ではなく、自らが導いてしまった結果となってその身に降りかかるといったニュアンスが近いかな。

 

トラブルを回避するには、自分本位にならず努力する姿勢と感謝の心が必要です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

エラスムスさんの言葉には続きがあります。

「…隠れたる才能は、名を売らない。」

本物はゆっくりと時間をかけて熟成していくワインのように、その道を究める人々の手によって大切に守られるもの。

他者の評価よりもお腹の底から湧き上がる自信があれば、勝ち負けにこだわらなくなると私は思う。

負けるが勝ちって言葉もあるしね(*^^*)

ではでは。

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