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タロットカード【Pentacles.Ⅵ】小アルカナのペンタクルの6について考察する。


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こんばんは!

久しぶりにミシンを出してワンピースをリメイクし始めたら創作意欲が止まらない、タロット占い師の一宮ゆりです。笑

アパレル時代もお店の服を自分の身体に合わせて手直ししてたから、なんだか懐かしくなってしまった(*ノωノ)

もの作りの世界もやっぱり大好きだなぁ。

 

 

さてさて、今回は[ペンタクル第6番]です。

ペンタクルの5に描かれていた人物が、支援者を見つけて施しを受けているような絵柄ですね。

それではじっくり見ていきましょう♪

 

【ペンタクル6】の基本的な解釈とキーワード


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《描かれているモチーフ》

 

赤い服の男

裕福な商売人

 

天秤

平等や公平の象徴

 

跪く2人の人物

貧しい人々

 

お金

実質的な援助

 

 

《基本的なカード解説》 

秤を持った裕福な商人が貧しい人々に施しを与えています。それぞれに必要な分を量りながら平等に分け与えているので、私情を挟まず公平な行いとして描かれています。

 

 

キーワード

《正》援助・慈善事業・支援・出資・贈り物

《逆》ケチ・利己主義・忖度・妬み・過不足

 

正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、弱きものを援助する奉仕精神を表す。

逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、視野が狭くなり利己主義になることを表す。

 

ペンタクルの6はボランティア精神に溢れる。


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ペンタクルの6は、困っている人に施しを与えている人物が描かれたカードです。

現代で言うボランティア活動を連想させる構図になっています。

 

昔は金銭を配ることが奉仕活動になっていたことが見て取れますね。

しかし現在ではボランティアと言ってもその種類は様々です。

 

献血

臓器提供

ヘアドネーション

寄付

災害ボランティア

動物愛護

環境保全

食糧支援

教育、障害、介護、通訳、スポーツ、ごみ拾い


などなど、その活動は多岐にわたります。

 

 

そしてこのカードは一見赤い服を着た裕福な男性がメインのように見えますが、解釈としては2通りあります。

そこは2週間前に書いたソードの6と同じかな。

ソードの6は船頭さん側と舟に乗っている親子側、どちらの立場からも読むことができるとお話ししました。

 

ペンタクルの6も同様、商人側と貧しい人々側の2通りの読み方があります。

 

商人=支援する側

貧しい人々=支援される側

 

そしてペンタクルは物質的なものを司ることから、実際的な寄付や物質的な贈り物をすることで支援をする(受ける)という形になります。

 

 

正位置の場合

【支援する側】

他者に慈悲の心をもって尽くすことで喜びを感じている。

【支援される側】

困っている時に手を差し伸べてくれたことに感謝をしている。

 

逆位置の場合

【支援する側】

利益優先でどちらかに忖度をするか誰にも施しを与えずに他者を見下している。

【支援される側】

支援を得られなかったこと(または少なかったこと)を恨むか支援を受けることで強制的に縛り付けられている状態。

 

 

特に逆位置の解釈が難しいです。

 

赤い服の男性が持つ天秤は、必要な人に必要な量の支援をするという公平性を表すので、逆位置で公平性を欠くという所がポイントになります。

実際には施しを受けていても本人が不満を感じるってこともあるからね(*‘ω‘ *)

 

どのパターンを採用するかは周囲に出てきたカードとの兼ね合いをヒントに紐解いていきましょう。

 

ペンタクル6に対する私なりのあるある。


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ペンタクル6に対する私なりのあるあるは、まさに奉仕精神です。

 

 

実は昔、働く母の代わりに息子を育てながら祖母の介護をしていた時期がありました。

 

92歳の祖母は徘徊と認知症が悪化して、下の世話も含め壮絶な介護の現場を経験しました。

 

そんな時に出会った、老人ホームの社長さんがいたんです。

 

「今までよく頑張ったね」って言葉をかけて下さって祖母のお世話をしていただけることになった時、藁をもすがる思いとはこういう感情なんだと痛感しました。

 

その社長さんの口ぐせは「お互い様だから」でした。

助けられたのはこちら側なのに、いつも感謝を伝えるとそう言って笑ってくれたんです。

 

 

3年前に長期入院でお世話になった看護師さん達も、お礼をすると皆さん口をそろえて「当たり前のことをしただけだよ」「特別なことは何もしてないよ」って言ってくれてたな( ;∀;)

 

社会貢献や奉仕精神の素晴らしさを学ばせていただき、そのひとつひとつが私にとってかけがえのない出会いとなりました。

 

 

 

手を差し伸べる側とその手を必死に掴む側、いつどこでどちらの立場に立つかわからない。

カードの絵柄で言えば、誰でも商人側になったり貧しい人々の立場に立たされたりする可能性があります。

 

そんなお互い様の精神が、このカードの核の部分だと感じています。

 

 

正位置で出れば「バランスよく尽くすことでお互いに負担の無い関係を目指し共に幸福感を得ている」と読みます。

 

逆位置で出ると「自分の利益を優先するあまり他者を見下す利己的な面が強まる」と読むことが多いです。

 

ペンタクルの6は、自分には何ができるだろう?と他者を思いやる気持ちが大切だということを切々と教えてくれています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ペンタクルの6は私にとって、今までたくさんの方に色々な形で助けていただいた分、困っている人がいたらすぐに手を差し伸べられるように自分自身を整えておこうと思わせてくれた大切なカードです。

献血、ドナー登録、ヘアドネーション、寄付などは学生時代からずっと続けてきました。

直接現地に行くことは出来なくても、身近なところで私にもできることはたくさんある。

自分を占えば常に正位置で出てくるように、これからも日々精進していきたいなって思います(*^^*)

ではでは。

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