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【タロットモチーフ②】カードに描かれた草木たちを集めました。


一宮ゆり|ブログよるの恋ちゃ|タロット占い

こんばんは!

新田真剣佑さん主演の聖闘士星矢を観に行きたくてウズウズしている、タロット占い師の一宮ゆりです。笑

ここのところ作業場作りでバタバタしていたし、セラさんも休日が出張続きでなかなか映画館に行けない( ;∀;)

劇場版は今まで全部観てきてついに実写ということでテンション上がってたら、まさかのマッケン!!でさらにテンション爆上がりしています。笑

来週絶対観に行くぞ。

 

 

はいっ!

ということで今回はタロットモチーフ第二弾です。

さり気なくシリーズ化してます。

 

前回はタロットに描かれているお花たちを集めて解説しましたが、今回は草木や果物たちを集めてみました(*^^*)

実在するものだけじゃないからマニアックな解説になる部分もあるけど、良かったらお付き合いくださいませ。

それではいきましょう。

 

①ザクロとヤシの木


描かれているカード

・女教皇

 

花言葉

ザクロ

「希望」「幸福」「祝福」

ヤシの木

「勝利」「栄光」「成功」

ザクロはキリスト教では聖なる木と位置付けられていて、ソロモンの神殿にザクロの花が装飾によく用いられています。祭服の刺繍にもザクロの花模様が施されていて女教皇さんにピッタリな象徴です。そしてヤシの木も同様に旧約聖書に頻繁に登場します。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教文化圏では、ヤシは勝利と栄光、平和、集団の結束、ファミリーの幸福、正義などを象徴する植物となっています。

タロットではザクロを女性性、ヤシの木を男性性としているのも納得できます。


②トウモロコシ


描かれているカード

・女帝

 

花言葉

「豊富」「財宝」「洗練」

女帝の足元に描かれている穀物は麦穂説が散見していましたが、ウェイトさんはトウモロコシ畑と解説しています。

麦であれば通説通り地母神の象徴ですが、トウモロコシであれば豊穣の象徴となります。

イギリスの植民地時代に通貨の代わりにもなっていたので、豊作であれば大金を手にしたのと同等だったことが花言葉の由来です。

かなりセレブ感の強い花言葉だけど、女帝さんに相応しいですね。


③知識の木と生命の樹


描かれているカード

・恋人

 

木言葉

知識の木

「誘惑」「選択」「後悔」

生命の樹

「永遠の命」

恋人のカードにお描かれているのは旧約聖書の『創世記』に登場するアダムとイヴです。2人の住むエデンの中央に植えられたセフィロトの樹(生命の樹)とその隣に植えられた善悪を知る木(知識の木)。アダムもイヴも蛇の誘惑に負けてその実を食べてしまい、エデンから追放されたのが解釈の由来です。その実をリンゴやイチジクなど実在する果実で例えられることも多く、私自身も赤い実はリンゴだと解釈しています。

 


④ユグドラシルの樹


描かれているカード

・吊るされた男

 

木言葉

「世界樹」「次元を超える」「命の源」

ユグドラシルは北欧神話に登場する1本の架空の樹です。吊るされた男に描かれている木が、明確にユグドラシルの樹だと示唆する記述はありませんが、ウェイトさんも神と宇宙の関係における一つの側面と解説しています。

私個人としては、吊るされた男は自らすすんで世界や宇宙と繋がるために修行していると解釈しています。だからこそ、苦しみではなく恍惚の表情を浮かべているんじゃないかなと。

世界樹にお目にかかれたら私もテンション上がっちゃうかも。笑


⑤オリーブとナツメヤシの葉


描かれているカード

・ソード1

 

花言葉

オリーブ

「平和」「知恵」

ナツメヤシ

「勝利」「栄光」

「平和」は旧約聖書の創世記でノアの方舟から放たれたハトがオリーブをくわえて戻り洪水が去ったことを知らせたことに由来します。そして「知恵」はギリシャ神話のアテネとオリンポスの戦いで、オリーブの木を植えたアテネが勝利したことからつけられました。※その都市はアテネと名付けられオリンピックの始まりの地とされています。

ナツメヤシは①のヤシの木と同じです。

ソードの1に描かれたこれらの葉は、知性を司る風属性と勝利を象徴する男性性の両方を兼ね備えた風の1番に相応しいモチーフとなっています。


⑥ブドウ


◆描かれているカード

・ペンタクル9

・ペンタクル10

・ペンタクルキング

 

◆花言葉

「思いやり」「慈善」「陶酔」

ワインの原料となるブドウにちなんで「陶酔」や「忘却」の意味もありますが、「思いやり」や「慈善」は自生するブドウに由来し、お腹を空かせた人が通りがかったときに見つけたブドウによって空腹を満たしたことが由来とされています。

旧約聖書でもブドウはたくさん登場し富、豊穣、繁栄を象徴しています。イエスが最後の晩餐で信徒たちに飲ませたのも、自らの血とした葡萄酒でした。

ブドウはたくさんの実をつけるので、子孫繁栄や子宝の象徴でもあり縁起物とされてきました。ペンタクルの性質も子々孫々まで続く繁栄を示唆しているので、モチーフとしてもピタッとハマります。


⑦月桂樹


◆描かれているカード

・ワンド6

・カップ7

 

◆花言葉

「栄光」「勝利」「死すとも変わらず」

私は学生時代、太陽神アポロンがダフネに贈った言葉が好きでした。月桂樹に姿を変えたダフネに「死すとも変わらず」と愛を誓うアポロン。当時はキュンとしたけれど、今はちょっと怖いな笑。お互いに愛し合っていれば問題ないけど、一方的な愛はストーカーじゃないのかななんて( ;∀;)

タロットでは主に「勝利」の意味合いが濃く、カードの解釈ともリンクしています。

ちなみによく間違われるのですが、オリンピックの象徴はオリーブの木で月桂樹ではありません。月桂樹が使われるのは芸術分野の競技になります。

タロットだけじゃなく、勝利や栄光にちなんだものに月桂樹が描かれることも多々あります。


最後までお読みいいただき、ありがとうございました。

こう並べてみると、やっぱり旧約聖書とタロットが切っても切れない間柄なのを実感しますね。

ライダー版は特にウェイトさんの神秘主義モリモリになっているので、日本人には馴染みのないキーワードも多く覚えようとしたら大変なことになっちゃう(/ω\)

それなら比較的ポピュラーな花言葉やラッキーアイテムからカードの意味を覚えるのもアリですね。

せっかくシリーズ化したので、次は動物達いってみようかな(*^^*)

ではでは。

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