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怒りの感情を前向きに、どっぷりと考えてみた。


こんにちは!

インターネットで息子のパジャマを買ったら、大きめを選んだはずなのに思いの外ピチピチだった、タロット占い師の一宮ゆりです。笑

来年また買い替えなくちゃ。

韓国のメーカーって子供服かわいいのに、サイズが読めないのが難点です(˘・_・˘)

 

 

 

さてさて、今回のお題は「怒り」について。

 

皆さんはどんな時に怒っていますか?

 

 

怒りは誰もが持っている、ごく当たり前の感情です。

 

厄介なのは、コントロールするのが難しいくらいの怒りを覚えたとき。

 

それは突発的だったり、長年蓄積された感情が爆発したものまでさまざま。

 

 

私は小さい頃から、怒りの感情にうっかり気づかないクセがあって、後から人に言われて「あぁ、さっきのは怒っていいんだな」って気付かされるくらい鈍感です。笑

私の代わりにパパや友人が隣で怒ってたりしました。

 

 

人が怒ってるのも、いまいち共感できない場面が多くて、「なぜこの方は怒っているのだろう」と反応が薄くなっちゃうから余計に怒らせてしまう。

 

 

自己と他者を切り離しすぎて、物言いが率直になり過ぎるんだろうな、なんて自分を分析したりして。

 

人から見たら困りものだけど、私はこの性格で良かったことが意外と多くて「鈍感力」に何度も助けられてきました。

 

 

心理学を勉強し始めてから、この「怒り」についてどっぷりと考える機会があったので、気づいたことや感じたことを書いてみたいと思います(*^^*)

 

 

固定観念や目的意識があると、怒りが生まれる。


固定観念とは、1つの考え方に固執すること。

 

自分の考えが正しく、「~~であるべきだ」という考えに囚われやすくなります。

 

未知の物事や予測が出来なかったことに対して、素早く対処できません。

急な変化にとても弱い。

 

 

そして目的意識とは、自分の思い通りに物事を動かそうとする意識。

 

相手よりも優位に立ちたい、自分の信念を貫きたい、社会的立場を守りたい、などなど。

 

これらの目的意識が脅かされそうになった時、人は怒りを覚えるんです。

 

 

けれどその目的って、裏を返せば個人的な利益を得るための目的でもあったりする。

だから反する意見やトラブルは受け入れがたいし、なんとしてでも目的を果たしたい。

 

 

このパターンは関わるだけ疲れちゃう。

ただの見栄や欲望なんじゃないかって思うと、私の場合は途端に心のソーシャルディスタンスが発動します。

 

視野の狭さはその人自身の問題だけど、それによって様々な問題が起こってきます。

 

 

1方向でしか物事を考えられないので、他の可能性を見つけられないし、試そうともしない。

自分以外の考え方を批判したり、攻撃したりする。

 

 

私はこの、自分の考えを固定することが何よりも苦手です。

 

もったいないってすぐ思っちゃう。

とにかくやってみればいいのに。

 

なんのアイディアも生まれない。

改善さえできない。

 

 

急なトラブルは成長のチャンスです。

そしてその人の本質を浮き彫りにする。

いざって時にどんな行動をとるかで、その人の人となりが見えてくるんです。

 

 

新たな改善策を提案できる人。

真っ先に保身に走る人。

自分が正しいと相手を責めるだけの人。

自分の言葉で相手と向き合える人。

 

 

相手がどんな人かは関係なくて、自分はどうありたいかにフォーカスしてみる。

 

ひとりでぼーっと考えるのも良いですよ。

↑瞑想とは言わない。笑

 

お口の口角を上げて幸せホルモンを出しながら、上を向く。

5分もすれば、大体のことは「まぁいっか」になります。

 

 

それでも怒りの感情が収まらないのなら、それはあなた自身に固定観念や目的意識があるからかもしれません。

怒りをぶつけることで相手を支配しようとしたり、ストレスを解消したり。

 

でもそれって、勘の鋭い人にはあっさり見抜かれるもの。

 

以前息子に「ゲームはもうやめなさい!」って怒ったら「ママの観たいドラマが始まるからでしょ。」って返されてグハってなりました。笑

 

 

痛いところを突いてこられると、私の場合は怒るよりも面白い!って思ってしまうんです。

その視点は無かったなぁって。

そうやって人は学習していくのよね。

 

「私は私、あなたはあなた」は魔法の言葉。


私の問題と、あなたの問題。

 

怒りが発生したことに対して生まれた感情は、あくまで個人的な感情です。

 

 

これは「課題の分離」といって、起こった問題について最終的に誰の課題なのかを判断する考え方です。

 

他人の課題に口を出さず、自分の課題は自己責任。

 

ひとりひとりが一つの問題に対して、自分の役割を的確に判断する。

 

他者の責任まで負わされるのはお門違いだし、自分の課題を他者に押し付けるのも見当違い。

 

 

まずは自分の課題に対してできること、できないことを考える。

できないことがあれば自己責任の下、しっかり改善をすればいい。

同じことを繰り返さないように、リスクマネジメントリストをアップデート。

 

そして他者の課題に対してできること、これに関しては何も無いんです。

他者の問題は当人が考えるべきことで、そこで生じたあらゆる感情はあなたには関係ない。

 

 

 

もし、それをあなたのせいにされ責められたとしても、それは他者の課題を押し付けられているということ。

 

 

応じる必要は無いし、そこを切り離して考えられないのはその人の問題です。

ずっと人のせいにして生きてきたのかもしれないし、自分の利益になるような目的があったのかもしれない。

 

 

けれど、そこまであなたが気持ちを汲まなくてもいい。

 

一見冷たく感じるかもしれないけど、この切り離しができるとその後も同じことを繰り返すリスクが軽減できます。

 

 

そして、それができて初めて協力体制が生まれます。

 

他者と適度に距離をとり、お互いの課題を尊重することができる。

 

対人関係の入り口でつまづいてしまう根本的な原因は、この課題の分離ができていない人が必ずいるから。

 

一つ前でもお話しした通り、特に「〜〜であるべきだ」という固定観念や、自己利益のために物事を行おうとする方が相手だと厄介です。

 

 

そこも踏まえて、自分の課題を押し付けてくる方とは距離を置いてほしい。

それがたとえ、家族や友人、恋愛のお相手だったとしても。

 

仮に誰かが怒っていても、それはその人の課題だって割り切ることも必要です。

 

 

向き合うべきは自分自身。

自分の課題とはなにか。

改善できるところはないか。

 

目を向けるべきは、常に自分自身です。

 

 

最大の防御は、抑えるよりも受け入れる。


怒りの感情を表に出さず対応するのが、日本人の美徳とされています。

 

本音と建て前というものです。

 

グッと言葉を飲み込んで、踏ん張りながら笑顔を作る。

自分は悪くないって思っていても、ごめんなさいって謝ったり。

 

 

今までたくさんの人を見てきて思うこと。

 

 

それって結局、苦しくないですか?

 

 

以前お話した、「自己の不一致」ですね。

↑覚えたてで言ってみたい。笑

 

 

心で思っていることに行動が伴わないとき、人は息が詰まるんです。

 

 

例えば、職場の人間関係や夫婦間の意見の相違。

心は怒りで震えているのに、普段通りの生活をしようとする。

 

 

もし自分に否があったとしても、怒りの感情は抑える必要はありません。

 

 

私は今、怒っている。

 

どう思われようが関係ない。

 

私は今、とても怒っているんだ。

 

 

 

これで良いんです。

 

怒ってるときって血圧が一気に上昇して、興奮状態になりますよね。

 

胸はバクバク、頭の中ではゴォーーーって嵐が吹き荒れている。

 

その激しい感情を無理に抑えても、マグマがどんどん蓄積されていつかドカーンって爆発しちゃう。

 

 

 

そんなときは自分の怒りの声にしっかり耳を傾けること。

ついつい相手に何か言いたくなってしまうけど、他者は関係ないんです。

周りに当たり散らすのも、ちょっと大人気ないもんね。

 

 

 

怒りは心の防御システム。緊急SOS。

あなたは怒ってるんだから、あなたのことだけを考えてあげよう。

 

何がイヤだったの?

自分はどうしたかったの?

 

そう問いかけて、心の声を聞く。

 

 

目の前にその問題の相手がいたら、収まるものも収まりませんよね。

 

とにかくその場から離れましょう。

 

 

以前、お客様とトラブルになり「頭を冷やしてきます。」と、休憩を早めにとったスタッフがいました。

 

60分後に戻ってきた彼女は、いつも通りの笑顔を取り戻していたんです。

 

問題が起きた直後でも泣き言も恨み言も言わず、言い訳もせず、一人になって心の声と向き合う。

 

なんて自己管理能力の高い方なんだろうと感心したのと同時に、とても心配になったのを覚えています。

 

           

 

後日、落ち込んでるなら相談に乗れればと思い彼女に話しを聞くと

 

 

仮に同じことをされても、怒らない人もいる。

イライラしていたのは私自身の問題だし、人に共感を求めても根本的な解決にはなりませんから。

 

と笑顔で返されてしまった。

彼女は自分の課題をちゃんと理解していたんです。

やっぱり好きだなぁ。奥さんにしたい。笑

 

 

笑顔が必須の接客業でしたから、気持ちを切り替えてお客様に接している背中を見て「私が辞めたら、次の店長はこの方が良いな」って密かに決めてました。

 

 

 

まずは怒りの感情を受け入れて、しっかり向き合う時間を作ること。

その時間は人それぞれだと思います。

 

 

5分の場合もあれば、丸一日必要な人もいる。

自分がその怒りを収めるのにどのくらいの時間を要するか、怒った時に計ってみると良いんじゃないかな。

 

 

そしてどんなことをした時にその時間が短縮できたか、実験してみましょう。 

 

 

長いから未熟とか、早ければ良いというものではありません。

怒りの感情を、どれだけ個人の課題だと受け入れて昇華できるか。

 

私はそんなとき、これからより自分が生きやすくなるための課題だと思うことにしています(*^^*)

 

それをクリアした先に、また新たな視点が生まれることを知っていますから。

そしたらまた一つ、成長できたってことだもの。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

固定観念や目的意識が、日本人は人一倍強いんだそうです。

怒りの感情に対しても柔軟に対処できるよう、「対応力」はしっかり磨いていきたいですね。

ちなみに私は普段全く怒らない分、一度怒りだすと一晩かけて対象をジャガイモ化します。

ジャガイモになったら、割とすんなり受け入れられるんです。マックのポテト大好きですし。ちょっと違うか。笑

ではでは。

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