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タロットカード【Cups.Ⅷ】小アルカナのカップの8について考察する。


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こんばんは!

来年のマンスリーリフィルを買って、時の速さに焦りを感じているタロット占い師の一宮ゆりです。汗

もう来年の準備が始まっちゃうのね。

11月からイヤーリーディングの予約準備も始めないと(*‘ω‘ *)

去年たてた今年の目標は80%以上完了してるけど、新たに加えた目標はまだ半分もいってない。

どうする私っ( ;∀;)

残り3か月、なんとか走りきりたいと思います。

 

 

それでは本題。

今回は小アルカナのカップ第8番。

早速いきましょう♪

 

カップ8の基本的な解釈とキーワード


《描かれているモチーフ》

 

赤い服の人物

赤い服=強い意志

人物=新転地に移動する

 

大きな山

越えるべき壁や試練

 

穏やかな川

落ち着いた精神性

 

一筋の希望の光

(大アルカナの月とリンク)

 

積み重なるカップ

これまで手にしてきた物や思い出が入っている

 

 

《基本的なカード解説》 

手前に並べられたカップを背にして、赤い服を着た男性が立ち去っていきます。カップの中には、今まで男性が手にしてきた素敵な物や思い出が詰まっています。しかし、価値観の変化や時間の経過などの影響で魅力を感じなくなり、新たな地に足を向けそれらを放棄した様子が描かれています。

 

 

キーワード

《正》放棄・見捨てる・捨て去る・見切りをつける

《逆》正位置の全てのキーワードに対して準備段階

   例:放棄する手前、捨て去る準備etc...

 

正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、積み上げてきた物事に見切りをつけたことを示唆。

逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、積み上げてきた物事に未練があり立ち止まっていることを示唆。

 

カップの8は旅立つ側と見送る側で心情が変わる。


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カップの8は立ち去るカードです。

そしてある意味とても難易度の高いカードでもあります。

 

沢山の想いが詰まったカップが積み上がっていくにつれ、次第に魅力を感じなくなっていく。

ここまでが正逆共通です。

 

 

正位置で出ると、基本的に正位置は未来志向なので、いつまでもその場にいることは無く次のワクワクを目指して立ち去っていきます。

 

逆位置で出ると、ネガティブな感情が強まり変化を認められなかったり、一歩踏み出すことを恐れたりして前に進めません。

 

ポイントは正位置なら未来志向でワクワク感があり、逆位置で断捨離を拒むといったニュアンスです。

 

といった感じで、大体は立ち去る側の視点で解説されていることが多いのでせっかくなら違う視点と比べながらお話ししたいと思います。

 

 

 

その違った視点とは、見送る側の視点です。

 

例えばお客様がお相手の気持ちを見てほしいと鑑定を申し込まれて占う場合。

お相手のお客様への気持ちにカップの8正位置が出るとします。

 

この場合、立ち去っていくのはどちらになるでしょうか?

 

答えは「どちらの場合もあり得る」です。

 

お相手が素っ気ない態度を取ったりフェードアウトしていく様子なら、立ち去る側として未練はもう無いと見ます。

 

しかし、お客様側がお相手に対して冷たい態度を取ったり他にも好きな人がいる場合は、お相手がお客様を見送る立場として見ていると読みます。

その場合の心境は様々ですが、大体は去っていく後ろ姿を感謝の気持ちで見送ってくれます。

身を引くと言ってもいい。

 

 

では逆位置でお相手が見送る側の場合。

 

もうお客様が自分との関係に見切りをつけていることを予感してはいるものの、それを認めたくない、まだ未練がある状態を表します。

 

 

立ち去る側なのか、見送る側なのか、この見極めがけっこう難しい。

 

ではどうするか。

私の場合はタロットで2人の関係性を読み解いていき、お客様にもリスニングして見分けるようにしています。

たぶんその方法が遠回りに見えて一番早い。

 

 

ここが見極められるようになったら、正真正銘一人前のタロティストだと私は思います。

 

カップ8に対する私なりのあるある。


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カップの8に対する私なりのあるあるは

 

卒業

のカードです。

 

積み上げたものを背にして立ち去る。

まさに卒業の時の心境とリンクするんですよね。

 

卒業して環境が変わってしまう事への不安や、慣れ親しんだ人達との別れは寂しいけれど。

 

そんな中にも、新たな生活へ踏み出すことへの期待感もちょっぴりありますよね。

 

未来志向の人は特にワクワクの方が高まっちゃうかもしれないし。笑

 

私は新しい環境に慣れるのに時間がかかる方なので、卒業よりも次にやって来る入学や入社が憂鬱だったな(*ノωノ)

 

 

カップの8はそんな複雑な想いを抱えながらも、新たな地へと足を進めるカードです。

 

正位置では、これ以上学ぶことは無いと見切りをつけて、これまでの環境や関係を卒業していく感じです。

 

お仕事で言えば転勤や転職。

恋愛で言えば関係の解消など。

 

卒業していく方はもう後ろを振り返ることはほぼありません。

 

卒業式が終わって学校の校門を出た後のような感覚を思い出してみて下さい。

 

____そんな感じの心境がピッタリです。

 

 

 

逆位置では心の準備がまだできていない状況です。

 

ただ、先ほどもお話ししましたが逆位置で出ても卒業のカードに変わりはないので、既にそのタイミングはやって来ていると捉えてください。

 

卒業式は目前なのに、まだ実感が無かったり未練がある状態です。

 

まだやり残したことがあるんじゃないか?

このまま気持ちを伝えずに卒業して後悔しないか?

みたいな(*^^*)

 

私はこの逆位置を「未練がある」と読むので、お相手の気持ちに出てきたらまだ修復は可能だとアドバイスしています。

卒業することは決まっているならいっそ受け入れて、なんなら一緒に卒業して同じ会社に就職すればいいんじゃない?!って思ってます。笑

 

ちゃんと話し合って同じ未来を見ることができれば、絵柄のように後ろ姿を見送るんじゃなくて隣に並んで一緒に歩いていけるかもしれない。

 

 

しかし、もし見切りをつけてしまう正位置が出てきた場合は、未練も捨てて新たな希望を胸に歩き出そうとしているお相手を、笑顔で見送ることをおすすめしています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私は昔からこのカードを「恋の引き際を教えてくれるカード」と呼んでいて、お付き合いした方(もちろんセラも)にこのカードが正位置で出てきたら喜んで手を放そうと心に決めています。

だがしかし!男の人の方が未練がましいとはいうけれど、意外と逆位置が出てくるからなかなかこちらも手を離せなかったりするんですよね。

( ;∀;)<もうっ、期待しちゃうじゃない。

ではでは。笑

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